２泊３日の湯めぐり。
２日目に山梨市の知人K氏に会うため、程近い石和温泉に宿をキープ。
他にも興味のある温泉地がいくつかあったが
暖冬とは言え1月半ば故、
あまり標高が高いところ、山深いところは避けたい。
なにしろ夏タイヤのままなので。
折角なので、石和の前日は下部温泉に宿をとった。
静岡側から入り下部、石和を回り東へ抜ける目論見。
新東名を新清水でおりてＲ５２を北上。
まっすぐ行けば小一時間で下部だが
その途中の南部町にある佐野川温泉に立ち寄った。
Ｒ５２から富士川を渡り左岸の県道10号をに入り
身延線十島駅付近から１～２ｋｍくらい北上したところを
右に入る。
「佐野川温泉」の看板を見落とすと何も目印がないので注意。
清流沿いを２～３分走り、林道のような細い道を抜けると
山間のポツンと一軒宿がある。
日帰り入浴６５０円。
源泉かけ流しの単純硫黄泉。
硫化水素臭があり透明度は高く優しい肌触り。
pH9.6とアルカリ性が高い美肌の湯。
源泉は30℃ほどの低温だが、
加温した浴槽もあるのでぬる湯が苦手な人でもＯＫ。
露天で木々に囲まれ青空を仰ぐ解放感がたまらない。
加水なし・消毒なしのフレッシュなぬる湯とあいまって
は何時間でもずっと浸かっていられそう。
「今日は空いているなぁ」と声をかけていただいた方は
なんと宇都宮から来られる常連の湯治客のよう。
名だたる有名温泉地ではなく
わざわざ遠くから佐野川に通われるあたり
やはりそれだけの価値があるということだろう。
大満足。
佐野川温泉さん、どうもありがとう。
