ふろぞうの覚え書き

温泉とか・・・

稲村ケ崎温泉

鎌倉市のR134沿い。
平日なのに、江ノ電の踏切周辺には観光客なのか鉄ちゃんなのか、
スマホを構えた御仁がやけに多い。
目的の稲村ケ崎温泉が混み合っていないか心配だったが、無事入場。

下足箱のカギと駐車券は、ロッカーキーと引き換えにフロントに預けるタイプ。
ウッディで小ぎれいな内装が落ち着いた感じだ。

掛け湯がいきなり冷たかったのでびっくり!
もしかして加温なしの源泉?

お湯は黒湯でややヌメリ感があり、成分の濃さを感じる。
海辺の温泉にありがちなナトリウム-塩化物泉ではなく、
ナトリウム-炭酸水素塩泉。
味もあまり塩辛くはない。
とはいえ、成分表によれば塩化物イオンも18ミリバル%くらいあったので
あと少しでナトリウム-炭酸水素・塩化物泉になるレベル。

黒湯のにおい(泥炭臭?、タール臭?、腐植臭?、枯葉臭?、土臭さ?
・・・においの表現は本当に難しい。黒湯臭と呼ぶことにする。)は弱め。
特に露天では潮風の香りの方が強く、湯のにおいはあまり感じない。

ちなみに露天といっても外には出られず、同じ建屋内で仕切りを隔てて内湯に並んでいる。
内湯との違いは少し狭いのと、窓が開放されているくらいか。
潮風が心地よく少しぬるめ。

眺望は素晴らしいオーシャンビュー。
目の前は海、その向こうに江の島、その右に富士山。
夕方5時頃に入湯したが、相模湾に沈む夕日と富士のシルエットが拝めた。

実は来る前はあまり期待はしていなかったが、結局のところ満足。
稲村ケ崎温泉さん、ありがとうございました。